「絶対にマニキュア瓶をふらないで」
薄め液を数滴いれた後、絶対に行ってはいけないのはマニキュア瓶を振るということです。
マニキュアは粘度の高い液体です。振っても中身は混ざらず、瓶の上だけがモチャモチャっと動くだけでそれは細かな気泡ができてしまう原因となります。
小さな細かい気泡がいっぱいできてしまうと、粘度の高い液体の中では気泡はなかなか上へむかっていけず、そしてよくマニキュアをぶんぶん振った直後にすぐ使ってしまう方は気泡ができちゃう・・・という悲しい状況になってしまうわけなのです。
マニキュアのように粘度の高い液体の中には中身が固まってしまわないように、中に小さなステンレスボールが入っているのをご存知ですか? 使うたびに微妙にそのステンレスボールが動いて、中身が固まらないように密かに働いてくれているのです。
ドロドロになったネイルを復活させる方法
まずは蓋をあけ、瓶の口がマニキュアで固まっている場合は除光液で拭き取りましょう。
固まっているネイルが瓶の口についていると、蓋が密閉されず、中身の揮発が早まってしまいます。きれいに使うこともいつも意識して、マニキュアを落とす日などに、まとめてマニキュア瓶の蓋を掃除する日にしても良いと思います。
蓋がきれいになったら中に数滴薄め液を数滴垂らします。1,2滴で大丈夫です。もし足らなければ後でまた足せば大丈夫です。
垂らしたら蓋をきゅっとしめて、中のステンレスボースが上に、横に、下にいくようにゆっくりとボトルをいろんな方向に傾けます。すこしじれったいかもしれませんが、これが一番よく撹拌されるのです。
その時に大きな気泡がボコンとできると思いますが大きな気泡は瓶をおけばすぐに上に向かって動きます。
細かな小さな気泡は粘度が高い液体の中では上にあがっていくのがとってもゆっくりです。
よくマニキュアを使用する前に振ってしまう方は、すぐ塗ると刷毛に気泡も一緒にとってしまって、「気泡ができちゃった・・・」という感じになると思います。それは振ってしまっているからです。
ステンレスボウルがゆっくり動いているな・・というのを確認できたら、蓋をあけて一度筆で粘度を確認してみてください。
ケーキの生地やお好み焼きの生地などもそうですね。粘度の硬いものに少し水分を加えて乱暴に混ぜてしまうとだまになりますね。
マニキュアも同じで優しく混ぜて滑らかにしてあげてください。
保存の仕方のポイントなど
マニキュアは保存する時基本的には常温で大丈夫です。ただ引火性のものですので、火が近いところ、また窓際で高温になりやすいところには、置かないようにしたほうが良いですね。
洋服でも日差しの強いところにずっとかけておくと色があせていくように、マニキュアも強い紫外線にずっと過酷にあたっているとよくありません。
飾って置きたいときは直射日光が当たりづらいところであればよいかと思います。
長持ちをさせることは、きれいに手入れをしておくことです。マニキュア瓶の口をきれいにしておくことはとても重要なポイントです。
まとめ
今回はドロドロになったマニキュアを上手に使う方法をお伝えしました。マニキュアはそんなに簡単に樹脂の成分が劣化することは考えづらく、使いづらくなっているのはだいたいは、「薄め液」の成分が蒸発してしまっている、ことが原因です。カチコチになってしまったものを戻すのは難しく時間がかかりますが、しっかり蓋をしめていれば3、4年たっても中身は液体を保っています。(実証済み)薄め液をうまく活用して、最後までマニキュアを楽しく使ってください!