マニキュアの仕組み
ドロドロになってしまうマニキュア
買ったばかりは塗りやすいけれど、何回も使っているうちにマニキュアがどろっとしてきて塗りにくい・・。またしばらく塗らなかった色を開けようとしたら固まっている・・
そんなことはありませんか?
時間がたったから劣化してしまったのか?と思う方もいらっしゃるかもしれないのですが、正式にいうと、これは劣化ではないことがほとんどです。
なぜドロドロになるのか
マニキュアの成分はかなり大雑把に言うと、樹脂の成分(アクリルパネルのような硬いもの)と揮発性液体成分がまざることで、あのドロリとした状態になっています。
顔料ももともとは粉なので、樹脂と揮発性液体の中に混ざって色となり、色付きのマニキュアになっています。
マニキュアは皆様のツメに塗った瞬間、揮発性の液体がぐんぐん蒸発し、揮発して消滅してそうすると色つきのアクリルパネルが薄い状態でツメにくっついている・・・というようなイメージで、それが「乾いた」という完成形になります。
エタノールよりも揮発性が高い液体なので、使うたび、蓋をあけるたびにも瓶の中は徐々に揮発していきます。そうすると、液体成分がなくなっていきますので当然、瓶の中身は少しずつドロドロっとしてきます。
カレーも蓋をせずおいておくと水分が蒸発して表面がかわいてかたくなったり加熱を繰り返すと水分が蒸発してどろっとしてきたりしますよね。それと同じです。
分厚く塗ると乾きにくいというのも、分厚く塗ると爪の上にのっているマニキュアの揮発する液体割合が多いので時間がかかるということなのです。
薄め液→ではなく戻し液と思うと簡単
水分が蒸発してしまってきたカレーをもとに戻すためには少量水を加えるといいですよね。
それと同じで、揮発してしまった液体成分を足して戻せばよいだけです。
マニキュアの「薄め液」というのはそのマニキュアの「揮発性液体」なのです。
薄め液という名前が「薄まる」というイメージになってしまうかもしれませんが「戻し液」と思ってもらうと気軽につかえるかもしれませんね!
どろっとしたカレーに水を加える時、たくさん水をいれすぎてしまうと味が薄くなってしまいますよね。
マニキュアも薄め液をたくさんいれすぎると元の比率が変わってしまいますので、まずは1滴2滴を加えてみましょう。
そしてその薄め液をマニキュアの液体に混ぜるときのポイントは・・・
次回に続く。